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ついに下降トレンドへ突入か
10月に書いた記事に
世界同時株安発生か?メディアにおける影響と投資家心理はどう関連するのか考察してみました
というのがあります。
この辺りから雰囲気が怪しいとは感じていましたが、日経平均株価が大幅下落し、ついに20000円を割りました。
最近の地合いの悪さもあり、売りが売りを呼ぶ展開になっていました。
アベノミクス相場から長らく続いた株高がいよいよ怪しくなってきました。
PFの見直しもかねて、今後の戦略をどうしていくかを考えます。
アメリカが崩れているのが怪しい
日経平均が20000円割れたのも気になりますが、それよりもきがかりなのはNYダウとNASDAQが崩れていることです。
世界の経済の中心はやはりアメリカです。
私の見立てとしては、アメリカ経済が崩れだすと他国も早かれ遅かれ影響が出てくると思っています。
チャート的にはNYダウもNASDAQも上昇トレンドから下降トレンドに突入したような形をしています。
もちろんここを絶好の押し目買いチャンスと見て買いが入る可能性はあります。
日経平均株価のチャートを見てみると
やはり20000円の節目を割ったのは嫌な感じですね。
日経平均株価はどうなるか
株を購入するときはそれぞれ理由があるはずです。
しかし共通するのは、株があがりそうだから買う、下がりそうだから売る、の2パターンしかありません。
手数料を引いた差額分が購入価格より少なければ損をすることになります。
ここで重要なのは、これから株価が上がりそうな理由はあるか、ということです。
今回の下げは米中の通商問題の先行き不安などが大きな要因とされています。
この先行き不安が解消されれば株高になるかといえば、そういうわけでもありません。
結局は予想などできても当てることはできません。
アナリストの予想
アナリストの予想はどうでしょうか。
アナリスト101人の予想という記事があったので読んでみました。
日経平均株価は2019年6月までに「2万7500円」に! アナリスト101人の予測では、米国の中間選挙などで 株価が下落しやすい2018年秋が”買い時”との結果に!
101人のアナリストの予想はまさに意見がバラバラです。
101人もいれば101人分のシナリオがあります。
それは自分なりの知識や経験、情報などを元に予想しています。
当たる人もいれば当たらない人もいます。
今回は当たるかもしれませんが、次は外れるかもしれません。
参考にはなりますが鵜呑みにするのは危険です。
景気の良しあしに関わらず、「生き残ること」
ダウの暴落はおよそ10年周期に起こると言われています。
前回は言わずと知れた「リーマンショック」です。
リーマンショックを経験した投資家はどのくらい残っているのでしょうか。
景気のいい時は投資家は増え、不景気になると退場するというサイクルを繰り返しています。
かの有名な投機家、ジェシー・リバモアがこんな明言を残しています。
引用:世紀の相場師ジェシー・リバモアより
私たち投資家は景気に関わらず生き残らなければなりません。
そのためには真剣に投資のことを考えなければなりません。
不景気時は短期の空売りがいい
では、景気が後退していくときはどのように投資をしていけばよいのでしょうか。
最も良いと考えるのは
「トレンドフォローのトレード」
です。
その理由は、株は間違ったと思えばすぐに損切ができるからです。
損切をすることによって大切な資金を引き上げることができます。
資金拘束を自分のタイミングで解除できるということは大きなメリットです。
個人投資家は空売りをあまりしません。
株は買うものだと考え、空売りは怖いと思い込んでいる節があります。
確かに空売りは踏みあげられることを考えると怖いと感じるかもしれません。
しかし、トレンドフォローのトレードを行う上では必要不可欠の手法です。
戦略を開発するのには買いよりもむずかしい(あくまで個人的にです)ですが、検証を重ねていけばいいアイデアが浮かぶかもしれません。
中長期投資はどうするか
私は最近ソーシャルレンディングに力を入れています。
その理由はこちらの記事で説明しています。
ソーシャルレンディングは投資初心者におすすめ!リスク分散のために開いた口座3つの紹介と理由は?
その中でも私がメインで利用しているのはクラウドバンクです。
下記の記事でクラウドバンクを選んだ理由を説明しています。
クラウドバンクで投資始めました!口座開設からファンド選択と考えるべきことをまとめました
利回りは低いのですが、短期運用のファンドが多いことが私に合っています。
このソーシャルレンディングは数か月から数年資金拘束されます。
つまり投資するとその間の資金の引き上げができないということです。
もしリーマンショック級の出来事が起こったら、デフォルトが起こる可能性が高くなります。
そうすると元本が償還されない可能性が高くなります。
それを防ぐために分散投資が大切だと思いますが、景気のトレンドを判断して投資金額を変更するかもしれません。
トレードと違い不景気時の過去データがないため、信頼性に欠けるからです。
まとめ
本日の日経平均の暴落は肝を冷やした方も多かったかもしれません。
数年続いた上昇トレンドのトレンド転換点になる可能性もあります。
株は予想はできても当てることはできません。
シナリオを建てて修正を加えていくしかありません。
トレンドが変わった場合は投資方法の変更は必ず見直さなければなりません。
私は
・売り戦略の短期トレード
・短期のソーシャルレンディング
を中心に他の資産運用方法も探していきます。
まずは生き残ることが重要です。
そしてアベノミクス相場から株を始めた人は、これから訪れるかもしれない冬の時期に備えることが必要になります。
私もまだキャリアが浅いので試行錯誤して調整していく予定です。
共に生き残りましょう!