書評

堀江貴文「ゼロ」から学ぶ、働くことと諦めない心


堀江貴文氏著作「ゼロ」を読みました。

この本は2013年10月に発行されたものですが、私が知ったのは最近でした。

全く内容を確認しないで買ったのですが、結論から言うと

 
「買ってよかった」

 
です。

 
私がこの本から学んだことはふたつ。

ひとつめは、

 
「働くことについて」

 
ふたつめは

 
「諦めない心」

 
です。

 
堀江氏の思考をそのままトレースするのではなく、自分に置き換えて考えました。

堀江氏にとっても再スタートを切る「ゼロ」

堀江氏は証券取引法違反により逮捕され懲役2年6ヶ月の実刑判決を受けました。

この本が発行されたのは2013年の10月末で刑期が終了したのは2013年11月。

 
まさにこの本が発行された直後に釈放されました。

 
堀江氏にとってもまさに「ゼロ」からのスタートになります。

ホリエモンのスピーチを聞いたことで、堀江貴文氏に興味を持った

はじめに堀江貴文氏について。

 
「ホリエモン」の愛称で知られている堀江貴文氏のことを、今まであまり知りませんでした。

知っていたことはライブドアという会社の社長だったことと、フジテレビを買収しようとしていたこと、逮捕されたこと。

 
これだけです。

 
そんな人となりも知らない堀江氏に興味を持ったのは、あるスピーチが印象に残ったからです。

それは「平成26年度近畿大学卒業式」にて卒業生に向けてのメッセージです。

 
これからどうやって生きていけばいいのか、という内容を堀江氏の言葉で紡いでいます。

 
このスピーチは感銘を受けたのでぜひ聞いてほしいです。

 
私はすでに30代に突入して社会人経験も10年を超えました。

私が大学卒業時の20代前半のときに聞きたかったです。

 
それくらい私には響きました。

それから堀江貴文という人は何を考えているのか、ということに興味を持ち始めました。

ゼロという本が気になる

興味をもってからはユーチューブなどで堀江氏の対談やスピーチを聞くようになりました。

 
若者の相談に乗ったり、自分の意見を理路整然とした話ぶりで述べている内容がとてもタメになったからです。

 
その中で「ゼロ」という本を執筆したという話が出ました。

そういえば私の友人もその本を読んだことがあると言っていたことを思い出しました。

 
これは何かの縁だと思い購入しました。

働くということを考える

文中で堀江氏が問題意識として掲げていることのひとつに、

どこで働き、誰と働き、どんな仕事を、どう働くのか。そもそも人はなぜ働くのか。このままの働き方を続けていてもいいのか。

ということがあります。

まずは働くということについて考えます。・

働くとはどういうことか

働くこととはどういったことでしょうか。

 
・生活のためやらなければならない労働

 
・世間体のためやること

 
・社会とのつながりの確保

 
などたくさん思いつくことがあります。

 
世間一般的に浸透している考え方としては、お金を稼ぐために働く、という感覚が強いでしょうか。

 
世の中には圧倒的に雇われて雇用先から給料をもらっている人が多いです。

働くためには自分に合いそうな会社を探して採用試験などに合格し、雇用契約を結ぶという流れが主流です。

 
つまり、働くということは

 
「会社に雇われて労働の対価として給料をもらうこと」

 
と考える人がとても多いということです。

私も大学を卒業したら就職活動をして、どこかの会社に入りサラリーマンとして一生働いていくことが普通だと考えていました。

むしろ、起業して自分で事業をするという選択肢自体がなかったからです。

圧倒的な情報量の少なさ

サラリーマン的な発想しかできないということは、今までの学校教育に発端します。

勉強をしていい成績をとり、いい会社に入り定年まで勤める。

そのことが当たり前として疑うことがありませんでした。

 
私の家庭はごく一般的なサラリーマン家庭です。

父親はサラリーマンとして働き、母親は専業主婦として家事や子育てをする。

この様子を特に疑うことなく見てきました。

 
そして大学に進学することも特別なことだと思わず(金銭的援助などをしてくれたことには心から感謝をしています)、周りがそうしているから自分もそうするのが普通だと思っていました。

私の友人や親戚は起業している人は誰もおらず、皆サラリーマンをしていました。

 
私には他にも色々な選択肢があるということがわからなかったのです。

 
それは誰も教えてくれるわけでもなく、もし聞いていたとしても理解ができなかったでしょう。

 
「そんなにリスクがある生き方は考えられない」と。

社会人として働くことを知る

学生時代はアルバイトをしていたため、働くことに対しての疑問はありませんでした。

大学卒業後は新卒として某上場企業に正社員として入社して働きました。

 
責任のある仕事を任され、毎日クタクタになる生活。

かといって給料が上がるわけでもなく、仕事量と責任が増える毎日。

 
働くということは何だろう、と疑問を感じ始めました。

 

こちらの記事に私の過去の実例を詳しく書いています。

昇進を断った訳とは。実体験をもとにリスクとリターンを比べた結果です

 
・仕事は楽しいものではなく、我慢して給料をもらうもの

 
・収入を上げたかったら資格を取り、今よりいい条件の会社に転職すること

 
このような考え方が私なりの当時の労働観でした。

資格を取っても結果を残しても給料は上がらない

私はこれまでに数回転職をしています。

 
仕事で使う資格は率先して取り、他の人ができないような業務を担当することもありました。

 
しかし収入は増えることはありませんでした。

 
資格手当は雀の涙。

昇給はたかが知れている。

ボーナスの査定なんて特段いいわけではない。

 
結局率先して働いても生活は楽にはなりませんでした。

 
今思えば会社に期待していること自体が間違っているということがわかるのですが、そのことに気がつくまでに長い時間がかかりました。

 
「ゼロ」の第2章「どうして東大に幻滅したのか」に日本の研究者についての記述があります。

そこにはいかに優秀な人物でも劣悪な環境に苦しんでしまう日本の現状が書かれています。

 
結局は能力があっても、環境次第で評価されないということが当たり前のように起きています。

 
サラリーマンとして働くことに疑問を持っている方は読んでほしい章です。

働くことの意義

自分の信念で働くことは

 
・働くことは我慢をすること

 
・会社は従業員の不満を出さないようにギリギリの条件で使うこと

 
が当たり前だと思うようになっていました。

 
こんなにつまらない生活を定年まで繰り返すのか。

 
そして定年後も細々と暮らすのか。

 
こんな人生は嫌だ!

 
と思っていました。

 

実際に私が仕事中に絶望的な気持ちになったことを記事にしています。

仕事中どうしようもない絶望感に襲われた。自分にずっと嘘をついてきて限界を感じた話

 
それなら自分はどう働きたいのか、ということを問いかけました。

 
本書の中で堀江氏は働くことを

働くことは生きること。僕らは、自分の生を充実させるために働くのだ。

と定義しています。

 
そうです。

 
お金のために働くのではつまらないです。

 
自分が何をしているときが楽しいのか。

どんなことが自分の生きがいを感じる瞬間なのか、ということを考えました。

ワクワクすることを仕事にする

私は好きなことにはとことん追求したくなるタイプです。

しかし好きではないことは全くやりたくありません。

 
では今自分が好きなことは何か。

 
ということを問いかけました。

私はブログ記事の作成と資産運用にのめりこんでいます。

 
それならば好きなことをひたすらやればいいんじゃない?

 
ということです。

 

好きなことを仕事にすることのススメの記事はこちらにまとめました。

好きなことを仕事にするには情熱を傾けて楽しむこと!成功者に学ぶことが近道です

 
もちろんリスクヘッジはかけます。

時代は絶え間なく変化しているので、一つのことに固執するのはとても危ないことです。

 
一番してはいけないことは「後悔すること」です。

 
後悔から生まれるものは何もないからです。

とりあえずやってみて、自分がどれだけやれるのかが大事です。

 
堀江氏は

やりたいことは全部やれ!ゼロからイチへの足し算をくり返し、自分に自信を持てるようになる。

と書いています。

はじめは誰もがゼロからのスタートです。

 
まずは小さなことから少しずつ歩んでいきましょう。

諦めない心

堀江氏は会社を設立後、逮捕され「ゼロ」からのスタートになりました。

それでも常に前を見ている堀江氏から学ぶ諦めない心とは何でしょうか。

15人に1人が経営者

本書内には15人に1人は経営者である、というデータを使い、誰でも起業ができると述べています。

昔に比べて起業は非常にしやすくなったにも関わらず、起業しないのは自分でできないと決めつけているからだ、と述べています。

 
確かに自分で自分の信念を打ち破ることは難しいです。

前述のように私も過去の労働観を変えることには時間がかかりました。

 
まだ完全には信念が書き換えられていない状況です。

しかし15人に1人が経営者だと考えると、クラスの2人くらいは経営者だと考えることができます。

 
結構多いですね。

上手くいくいかないは別として、統計的に物事を見ると冷静に判断することができます。

失敗してもゼロにはならない

起業する上で最も恐れることは

 
「失敗すること」

 
ではないでしょうか。

サラリーマンと違いすべての責任をとる経営者は失敗がそのまま倒産という結果になることだって考えられます。

 
しかし、失敗してもその経験は無駄にはならない、と堀江氏は伝えています。

 

仮に自分の会社が倒産したところで、あなたという人間は潰れない。経営を通じて手に入れたビジネススキルは確実に「次」へと生かされるのだ。

私たちはいくら失敗しても立ち上がることができます。

無理だと感じたらその時点で無理になります。

 
その失敗を生かして次に進めばいいのです。

まとめ

この「ゼロ」という本は様々な問題提起をしています。

 
この中で私が考えさせられたこと、学んだことは「働くこと」、「諦めない心」でした。

そのほかにも励まされる内容がたくさん書かれており、堀江貴文氏を知らない方でもビジネス本として読むことができます。

 
これからも堀江氏は前を向いて働き続けるでしょう。

 
私たちも働くことから目を背けてはなりません。

 
必ず自分の道があるはずです。

自分の将来を考えたい方に読んでほしいです。

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