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サンバイオ治験失敗!株価への影響とアキュセラショックに見るバイオ株の怖さ

サンバイオ治験失敗!株価への影響とアキュセラショックに見るバイオ株の怖さ

4592サンバイオのSB623の治験結果がIRニュースにて発表されました。

 
結果は「失敗」です。

 
2016年にアキュセラショックが起こった背景と照らし合わせます。

こんな人に読んでほしい

・サンバイオにつかまった人

・今回の株価への影響が気になる人

サンバイオ祭りの背景

直近の人気株としてサンバイオが個人投資家の人気投資先になっていました。

ツイッターでは買い煽りとみられる発言も見られ、仕手化していました。

SB623の臨床第2相試験に成功

サンバイオの株価が上昇した理由はSB623の臨床第2相(P2)試験(STEMTRA試験)で、主要評価項目を達成したことが買い材料になりました。

 
SB623は

・外傷性脳損傷

・慢性期の脳梗塞

・加齢黄斑変性(ドライ型)

・網膜色素変性

・パーキンソン病

・脊髄損傷

上記の疾患で非臨床試験を実施していました。

 
特にがん・心疾患・脳卒中(脳出血・くも膜下出血・脳梗塞)は三大疾患と呼ばれており、期待が高まっていました。

私の親族も脳梗塞に罹り大変な思いをしているのを目の当たりにしているので、試験結果は気になっていました。

イナゴタワーができあがる

11月1日にSB623の治験結果がIRニュースで発表されました。

その後のサンバイオの株価は高騰します。

11月1日の終値は3685円で引けました。

出来高も50万株強と注目もされていなかったです。

 
IR発表後の11月2日の株価はS高になり、11月7日の出来高は500万強と10倍の伸びを見せました。

 
その後も高値を更新していき、株価は1万円を超えます。

マザーズ指数が軟調だった昨年10月以降のトレンドに反した、すごい買い意欲が見て取れます。

 
1月29日の終値は11710円と3か月で株価は3倍近くにまで上昇しました。

そこには今買わないと乗り遅れる、という心理が働きイナゴタワーが形成されました。

押し目も買いが入り、信用枠を使いサンバイオを買う投資家もちらほら見受けられました。

治験の失敗が及ぼす影響

期待されていたSB623ですが、治験の失敗が発表されました。

治験の失敗の発表

1月29日引け後にIRニュースが発表されました。

 
その内容はSB623の臨床試験が主要評価項目を達成できなかったという解析結果を確認した、というものです。

 
再生細胞医薬品「SB623」慢性期脳梗塞を対象にした 米国でのフェーズ 2b 臨床試験の解析結果速報を受けて

株価への影響

期待が優先されて高値圏で推移していたサンバイオのPTSはすぐに反応しました。

前日比マイナス3000円で8710円をつけています。

 
なんとマイナス25.62%もの下落率です。

 
売り玉が減る様子もなく、まだまだ株価の下落は続くでしょう。

また関連先として大日住薬もマイナス665円でマイナス17.66%の下落率です。

マザーズ指数先物が一時取引停止

サンバイオのPTSで株価の大幅下落を受けて、マザーズ先物が一時取引停止をしました。

ヘッジ売りを受けたもののようです。

1月30日のマザーズ指数にも大きな影響があるのは間違いなさそうです。

アキュセラショックの再来か

記憶に新しいのは2016年に起きたアキュセラショックです。

今回のサンバイオもアキュセラショックになるかもしれません。

アキュセラショックとは

アキュセラ・インクという会社がエミクススタト塩酸塩の臨床試験の結果への期待感が膨らみ、株価が高騰していました。

臨床試験は失敗し、さらにインサイダー取引のうわさも流れ、まさにカオスな状態になりました。

 
株価は6日連続でS安というすさまじい売り圧で、株価は7700円から1190円と目も当てられない下げっぷりでした。

 
試験の失敗とインサイダー取引の疑いというダブルパンチは察知できるものではなく、逃げ場がないのでどうしようもありませんでした。

このアキュセラショックを受けてバイオ株の危険さを理解したという声が聞かれました。

サンバイオはどうなる?

アキュセラショックとはいかずとも、相当の売り玉があるのでしばらくは株価の下落は避けられないでしょう。

含み損が一気に膨らんでいくと、目の前の事態に冷静に判断することができなくなります。

 
この苦しみから今すぐ逃れたいがために売り注文を出します。

 
イナゴタワーが崩壊するときは一気に崩れるため、売り圧力が強まるのはこのためです。

 
私は昨年、ニチダイという株をトレードしていました。

システムトレードなので、嫌な予感がしても入らざるをえなかったのですが、S安につかまりました。

その時は

「早く売りたい!」

という気持ちでいっぱいになりました。

建値から30%の下落で売ることができたのですが、生きた心地がしませんでした。

何を学ぶか

今回のサンバイオから何を学ぶのかが重要です。

損失を被る人も、運よくスルーした人も考えることはあるはずです。

ロット管理

今回のサンバイオで退場する、というツイートを見ました。

 
トレード資金に対してロットが大きすぎたことが原因です。

 
サンバイオが治験を成功したとして、さらに株価が上昇するかもしれません。

しかし、バイオ株は治験失敗という諸刃の剣です。

 
上記のアキュセラも短期間で大きく資金を増やした人はいました。

ただアキュセラショックにつかまった人はそれ以上に多くの資金を減らしています。

自分の資金に対してどれくらいのロットなら退場しなくて済むのかを考える必要があります。

仕手化銘柄への対処方

短期間で高騰する銘柄はイナゴタワーが形成されています。

積あがったイナゴはいつかは重みに耐えきれなくなり崩壊します。

 

自分がイナゴになった時にいつ逃げるのか。

もしくはそのような株は手を出さない。

 
など、戦略は色々とあります。

自分の性格と資金量に応じて対応することが重要です。







まとめ

サンバイオの治験失敗は株価の下落に繋がりました。

マザーズ指数に与える影響も大きく、新興市場は下落するかもしれません。

 
追記:翌日のマザーズ指数はマイナス7%以上とかなりの下落になりました。

サンバイオは寄らずのストップ安です。

以下の記事も参考になるかもしれません。

この調整局面をどう考えるかによって相場に生き残れるかが決まってきます。

 
ロット管理やバイオ株への付き合い方を見直す機会にされてはいかがでしょうか。

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